よくある質問

私学の特徴

私立高校と公立高校の違いは何ですか?

私立高校の設置者は民間の学校法人であるのに対し、公立は都道府県や市町村(教育委員会)が設置している学校です。公立の場合は全国一律で画一的な傾向が多いのに対し、私立中学校や私立高校はその創立者が、明確な教育目標を持って設立された学校であることから、創立者の教育への思いが詰まった「建学の精神」に基づき学校が運営されているのが特徴です。

多くの困難を乗り越え発展させてきた確固たる教育理念、教育方針を基本に、すべての学びや学校行事、様々な活動について学校一丸となって理想像に向かって進むのが私立学校の大きな特徴です。

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私学の魅力はどこにありますか?

私学には公立にはない様々な魅力があります。学習面では、少人数教育や習熟度別授業など独自の指導方法により生徒一人ひとりの個性や志望にあったきめ細やかで丁寧な指導を基本として、充実した設備や教育環境、多彩な学科やカリキュラムが用意されています。

また、文科系、運動系を問わずクラブ活動も活発で、充実した施設と優れた指導者のもと様々な大会で優れた成績をおさめています。海外への修学旅行や体験旅行、語学研修留学など、国際交流の多さも私学ならではの魅力です。

私立学校の教員は、その学校の専属の場合が多く、公立と違って転勤がほとんどないことから、在学中ばかりではなく卒業後も生徒を見守ってくれるのも私学ならではです。

さらに、中高一貫校が多いのも私学の特徴です。6年間を通した教育で、生徒の個々の力や可能性を引き出すことが可能です。また、系列の大学等への推薦による優先入学制度や、有名私立大学への指定校推薦が多くあるのも私学の特徴です。

歴史と伝統を踏まえ、公立にはないそれぞれの学校の特色を生かしながら、時代の変化に対応した取組を行っているのが私学の魅力です。

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北海道に私立中学校と私立高校は何校ですか?

現在、北海道には全日制の私立高等学校51校、通信制の私立高等学校が7校(うち全日制高校併設は3校)、特別支援学校が1校、私立中学校が13校(うち会員校12校)あります。

地域別に見ると、札幌市をはじめとする道央エリアに集中していますが、函館市や旭川市、帯広市、釧路市、北見市、稚内市などにもあり、それぞれの地域で私学ならではの特色ある教育を展開しています。

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私立高校と公立高校の生徒数の割合はどうなっていますか?

令和5年5月1日現在の生徒数でみると、道内で私立高校に在学している生徒数は29,368人で、北海道全体の高校生の26.9%となっています。年々私立高校生の割合が増えてきていますが、全国平均で29.8%、最も私立の割合が高い東京都は57.6%となっており、北海道は全国から比べると私立の割合が低い状況にあります。

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学校案内

私立学校の雰囲気を知りたいのですが、どのようにしたらいいですか?

各私立学校のホームページが充実しています。こちらのサイトからも検索することができます。

北海度私立中学高等学校協会が発行している冊子「私学ナビ」には全道の中学校12校と高等学校51校、通信制高等学校3校がコンパクトに掲載され、入試情報や学費、学校説明会なども一覧になっています。全道の中学校に送付しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。

また、札幌地区や小樽、函館(一部)の私立中学校と高等学校が参加する私立学校展を毎年開催しています。各学校の相談ブースが設けられているほか、修学支援金の相談コーナーや制服展示コーナー、各学校のパンフレットコーナーも設けられています。

さらに、各学校では、7月ごろから11月ごろにかけてオープンスクールや学校説明会を開催しています。「百聞は一見に如かず」ですので、ぜひこちらにも参加してみてはいかがでしょうか。

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オープンスクールに参加するのにはどのようにしたらいいですか?

各学校では、私立学校に関心を持っている中学生や保護者の方を対象に、オープンスクールや学校説明会、個別相談会、体験入学、体験入部などを開催しています。時期は夏休み前後から年末のまでで、詳しい日程は各学校のホームページや私学ナビの学校説明会・オープンスクール等情報一覧で確認してください。

参加する場合には、ほとんどの学校で事前申し込みが必要となりますので、お申し込み方法をホームページ等で確認のうえお申し込みください。(一部の学校では中学校を通じてお申し込みいただく場合があります。)

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入試情報

私立高校の入試日程はどのようになっていますか?

北海道の私立高校の一般入試日程は、A日程とB日程の2つに分かれています。令和7年度の入試日程は、A日程が令和7年2月13日・14日、B日程が令和7年2月18日・19日となっています。

道内の一般入試を行っている48の学校は、このいずれかの日程で行うことが決まっており、各校の日程は一覧のとおりです。受験生の方は、A日程で実施する高校とB日程で実施する高校の2校を受験することが可能です。

この日程は、前年の3月末までに決定し、報道発表するとともに、道内の全ての中学校にお知らせしています。

また、その年の9月には、各高等学校の詳細な受験日程(願書受付、合格発表)受験科目、推薦入試日程などを同様にお知らせしています。

毎年7月に発行している私学ナビや北海道私立中学高等学校協会のホームページでもご覧いただけます。

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私立中学校の入試日程について教えてください。

道内の私立中学校の一般入試の試験日は、私立高校とは違って、各中学校が独自に定めていますので、それぞれの学校のホームページなどで確認してください。

なお、北海道私立中学高等学校協会では、毎年9月に、翌年の各私立中学校の詳細な受験日程(願書受付、合格発表)受験科目、推薦入試日程などを報道発表しており、詳細は私学ナビや協会のホームページでもご覧いただけます。

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通信制高校の入学試験について教えてください。

通信制高等学校の入学試験は、普通高校の一般入試とは違って各学校が独自に入試日程を定めていますので、各学校のホームページか当協会で発行している最新の私学ナビの私立高等学校一般入試一覧などで確認してください。

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道内の私立中学校や私立高校に転入(編入)したいのですが。

北海道私立中学高等学校協会では、道内の私立中学校、高等学校で転入学・編入学を受け付けている学校の情報をホームページに掲載しています。募集内容や募集時期、試験内容、転入・編入条件、必要書類などはそれぞれの学校で定めておりますので、必ず希望する学校の入試担当者に確認してください。

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修学支援制度

道内の私立学校の学費はどのくらいですか?

令和2年度の道内の私立高校の平均(年額)は下記のとおりです(日本私立中学高等学校連合会調べ)。全国平均と比べると、入学金は全国平均を上回っていますが、授業料や施設整備費などは下回っています。各学校の学費の詳細については募集案内で確認してください。

  入学金 授業料 施設整備費
北海道(平均) 195,424円 406,682円 9,407円
全 国(平均) 158,742円 446,103円 59,676円
公立(北海道) 5,650円 118,800円    -

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私立高校の授業料の支援を受けることができますか?手続きは必要ですか?

令和2年度から、私立高校生への就学支援制度が大幅に充実されており、令和6年度は、年収590万円未満世帯の生徒に対し、国の就学支援金と北海道の授業料軽減補助金と合わせて、最大で月額35,000円まで補助を受けることができます。

該当となる世帯の年収590万円未満はあくまでも目安であり、世帯構成によって額が変わってきます。(支給認定は、世帯ごとの所得判定基準によって決定します。)制度の利用申込は学校を通じて行うこととなります。

さらに、道民税と市町村民税所得割の両方が非課税の世帯を対象に、授業料以外の教育費の負担軽減を図る「奨学のための給付金」制度も用意されています。

手続き等の詳細は、入学後、学校から案内があります。

制度内容については、道庁学事課のホームページを御覧ください。
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/gkj/kyoikuhihutankigen.html

教育費の負担軽減について

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授業料以外で教育費の負担軽減はありますか?

北海道が実施している「奨学のための給付金」制度があります。この制度は、私立の高等学校等及び高等学校等専攻科に通う高校生等の授業料以外の教育費負担を軽減する制度です。給付を受けるためには、次の(1)から(3)の全ての条件に該当していることが必要です。

(1) 生活保護(生業扶助)受給世帯または保護者等の道府県民税所得割と市町村民税所得割が非課税相当(年収270万円未満程度)の世帯(家計急変による経済的理由から非課税相当である世帯(家計急変世帯)を含む)であること。

(2) 保護者、親権者等が北海道内に在住していること。

(3) 国の就学支援金対象である学校に平成26年4月1日以降に入学し、在学してい ること。

※奨学のための給付金の概要(令和6年度)

区  分 給 付 額
(1人当たり年額)
生活保護世帯 全日制等の高校生 52,600円
通信制の高校生 52,600円
非課税世帯 ①全日制等の高校生(②に該当する場合を除く) 142,600円

・2人目以降の全日制等の高校生
・15歳(中学生を除く)以上23歳未満の扶養されている兄弟姉妹がいる世帯の全日制の高校生等
152,000円
③通信制の高校生及び高等学校等専攻科に通う生徒 52,100円
④保護者等の失職等の家計急変により収入が激減した世帯(家計急変世帯)の高校生等家計急変の発生・申請の時期に応じた①~③の額

手続き等の詳細は、入学後、学校から案内があります。

制度内容については、道庁学事課のホームページを御覧ください。
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/gkj/gakuji-hp/190806.html

奨学のための給付金(高校生等奨学給付金)について

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奨学金制度を利用したいのですが、どこに相談をすればいいですか。

経済的理由により私立高校へ進学できない方を対象に、公益財団法人北海道高等学校奨学会では、奨学金を貸し付けしています。貸付利率は無利子で、卒業後一定期間に返済することが必要です。また、私立高校生を対象に入学資金貸付制度も用意されています。詳しくは北海道高等学校奨学会までお問い合わせください。
http://www.do-shougaku.or.jp/

公益財団法人北海道高等学校奨学会

この他、私立高校独自に設けている奨学制度や市町村が独自に行っている授業料等補助制度を設けている場合がありますので、詳しくはそれぞれの学校や市町村にお問い合わせください。

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教員採用

北海道の私立学校に教員として採用されるにはどうすればいいですか?

北海道の私立中学高等学校の教員採用については、公立学校と異なり、個々の私立学校(法人)が行っています。

多くの私立学校では、新年度に向けた学級編成にあわせて、新たな教員を募集しますが、年度途中でも欠員が生じた場合には募集することもあります。

北海道私立中学高等学校協会では、協会加入の私立学校に対し教員志望者の情報を提供するため、教員を志望される皆様の履歴書を預かり、各学校からの求人に応じて情報提供を行っています(履歴書委託制度)。

また、教員希望者登録システム「教員採用.jp」も導入しております。

道内の私立学校で教員を希望される方は、当ホームページの「教員採用」をご覧の上、履歴書を当協会に郵送またはメールで送付願います。併せて「教員採用.jp」への登録もお願いします。

協会では履歴書を厳正に管理し、照会があった私立学校に履歴書を提供します。履歴書の提供を受けた学校は、その中から選考し、直接本人に連絡のうえ面接等を実施します。当協会が個々の採用に関して関係することはありません。

ホームページには希望のあった学校の教員募集情報を掲載していますのでご覧ください。

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私学団体

北海道私立中学高等学校協会とはどのような団体ですか?

北海道内の私立の中学校、高等学校とその学校法人で組織し、会員相互の連携協力により、私学経営の安定を図り、私立高等学校等の教育の振興を図ることを目的として平成8年5月23日に設立された団体です。令和6年7月1日現在で、48法人,55校、100会員(理事長、校長等)です。

協会の運営は、総会をはじめ、理事会、常任理事会、支部長会、経営管理部会、教育振興部会、研修部会で決定され、国や北海道庁への各種要望活動をはじめ、広報活動、研修事業などに取り組んでいます。

また、北海道私学団体連合会の一員として、私学振興全道大会の開催や予算要望活動、私学団体の交流などを行うとともに、日本私立中学高等学校連合会に加盟する団体として、各都道府県の私学協会と連携しながら私学の振興・発展に取り組んでいます。

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保護者会連合会とはどのような団体ですか?

北海道私立中学高等学校保護者会連合会は、道内の私立中学校、高等学校の保護者会の代表者などの皆さんが会員となって、広く保護者の立場から私立学校の振興や父母負担軽減対策、会員の相互交流などの活動に取り組んでいる組織です。

昭和47年に「北海道私学父母の会」として設立され、平成24年に「北海道私立中学高等学校保護者会連合会」と改称し、現在に至っています。毎年、定期総会や講演会を開催しているほか、全国や全道の私学振興大会に参加するなど、北海道私立中学高等学校協会や日本私立小学校中学校高等学校保護者会連合会と緊密な連携を図りながら、国の補助制度の充実強化を求める要望や、私学助成の拡充と父母負担の軽減等、積極的な要望活動を展開しています。

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